生放送者やYouTuberに人気の「OBS」。
そんなOBSにはこれまで通りの「OBS」の他に「Streamlabs Desktop」というソフトがあるのをご存知でしょうか。
しかし、「OBSとStreamlabs Desktopの違いがわからない!」という方も多いのではないでしょうか。
今回は「OBS」と「Streamlabs Desktop」の違いについて解説します!
この記事ではこんなことがわかります。
この記事でわかること
- OBSとStreamlabs Desktopの違い
- どちらがどんな人に向いているのか
ぜひ最後までご覧ください!
Streamlabs OBSはStreamlabs Desktopに名称が変更されたとのことです。
また、違いとしてRTMPを使った配信ができるかどうかという点を記載しておりましたが、どちらのサービスにおいても元からRTMPを利用して配信ができる仕様だったとのことです。
訂正してお詫び申し上げます。
OBSとStreamlabs Desktopの具体的な違い
では早速ですが、OBSとStreamlabs Desktopの具体的な違いについて解説していきます。
OBSとStreamlabs Desktopではこのような点で大きく異なります。
OBSとStreamlabs Desktopの大きな違い
- 生配信のコメントを配信画面にかんたんに表示できるかどうか
- チャンネル登録やフォロー、投げ銭の通知を表示できるかどうか
- おしゃれな装飾を加えられるかどうか
- OS(Windows、Mac)への対応
- 課金の有無
対応サイト(2022年6月22日追記:対応サイトはどちらも同じとのことです。)
それぞれ詳しく解説していきます!
1.生配信のコメントを配信画面にかんたんに表示できるかどうか
まず、生配信のコメントを配信画面にかんたんに表示できるかどうかという点です。
通常のOBSの場合、各配信サイトやコメントビュアーで表示したコメントをキャプチャして配信画面に載せる方法が主流でした。
しかし、この方法だと配信ソフト以外にブラウザやコメントビュアーなどのソフトを起動しないといけません。
そのため、環境によっては配信が重くなったり、ゲームがカクカクになったりすることもあります。
一方でStreamlabs Desktopを使うと配信ソフト単体でコメントを配信画面に映すことができるため、環境によってはパソコンの動作が軽くなることもあります。
2.チャンネル登録やフォロー、投げ銭の通知を表示できるかどうか
次に、チャンネル登録やフォロー、投げ銭の通知を表示できるかどうかという点です。
OBSの場合、チャンネル登録やフォローされたり、投げ銭(スーパーチャットなど)を受け取ったときに配信画面上に通知を出すことはデフォルトの状態ではできません。
一方でStreamlabs Desktopの方であれば配信ソフト単体で複雑な操作を行わなくとも配信画面上にチャンネル登録やフォロー、投げ銭の情報を載せることができます。
さらに、種類によってはその通知をアニメーション化することができ、配信画面内で少し目立たせることができます。
これにより、チャンネル登録者の増加を見込めます。
3.おしゃれな装飾を加えられるかどうか
次におしゃれな装飾を加えられるかどうかという点です。
OBSでは配信画面上に画像などを載せることで配信の装飾を施すことができます。
一方でStreamlabs Desktopの場合は「オーバーレイ」という機能が搭載されています。
この「オーバーレイ」を使うことで配信画面を装飾することができます。
4.OS(Windows、Mac)への対応
次にOSへの対応です。
OBSはWindowsはもちろんのこと、MacやLinux(Ubuntu)にも対応していました。
しかし、Streamlabs Desktopは現状WindowsとMacのみ対応となっております。
そのため、現在LinuxでOBSを使っている方や、Linuxで配信ソフトを使おうと思っている方は必然的にOBSを使用することになるかと思います。
ただし、ほとんどの人がWindowsやMacだと思いますので、この点はほぼ気にしなくても大丈夫です。
5.課金の有無
次に課金の有無です。
OBSはどの機能も完全無料で使えるソフトとなっています。
一方でStreamlabs Desktopは一部「プライム」という形で課金しないと利用できない機能がいくつかあります。
例えば先程挙げた「オーバーレイ」は一部のものは無料で利用できますが、全て利用しようと思うと「プライム」に入っていないと利用できません。
オーバーレイについて、プライムに入っていないと完全に利用できない旨の表記をしておりましたが、一部のオーバーレイは無料でも利用できるとのことです。(修正いたしました。)
ちなみに価格は年契約の場合は$149(1ヶ月の場合は$19)となっています。
日本円に直すと約20,300円(1ヶ月の場合は約2,500円)となっています。(2022年6月22日時点では1ドル=約136円)
完全に無料で利用したい方はOBSの方がおすすめですが、特に特殊なことをしないのであればStreamlabs Desktopでも十分使うことができます。
OBSとStreamlabs Desktopの比較表
OBSとStreamlabs Desktopは表で表すとこのような違いがあります。
OBS | Streamlabs Desktop | |
対応OS | Windows、Mac、Linux | Windows、Mac |
価格 | 完全無料 | 一部有料 |
リリース年 | 2012年 | 不明 |
コメントの表示 | △ (コメントをキャプチャする形でなら可) |
○ |
CH登録、投げ銭などの通知 | △ (少し複雑な設定が必要) |
○ |
オーバーレイ(装飾) | × | ○ |
対応配信サイト | 複数のサイトに対応(ツイキャスやニコニコなども) | 複数のサイトに対応(ツイキャスやニコニコなども) |
こうして見るとOSや価格面ではOBSが優れています。
しかし、装飾という面で見るとStreamlabs Desktopの方が優れています。
OBSとStreamlabs Desktopはそれぞれこんな人におすすめ
最後にOBSとStreamlabs Desktopはそれぞれどんな人におすすめなのかを紹介します。
OBS
まず、OBSです。
OBSはこのような方におすすめです。
OBSはこんな人におすすめ!
- 完全無料で使いたい!
- 装飾にはこだわらずにとりあえず配信がしたい!
OBSは完全無料で使えて様々な配信サイトに配信ができる配信ソフトです。
しかし、Streamlabs Desktopと比べると配信の華やかさの点では劣ってしまうかと思います。
また、OBSの方は2012年にリリースされたソフトで、たくさんの人が使っているので設定方法などの操作方法もネット上にたくさんあります。
そのため、「装飾には特にこだわらないので設定しやすい方がいい!」という方にもおすすめです。
Streamlabs Desktop
次にStreamlabs Desktopです。
Streamlabs Desktopはこのような方におすすめです。
Streamlabs Desktopはこんな人におすすめ!
- 配信画面をおしゃれにしたい!
- コメントやCH登録通知をかんたんに表示させたい!
Streamlabs Desktopは配信サイトが限られているという点で断念せざるをえない方も多いかと思います。
しかし、対象サイトで配信を行う場合はコメントやチャンネル登録通知などをかんたんに配信画面に載せれたり、「オーバーレイ」機能を使って配信画面をおしゃれにしたりもできます。
ただし、Streamlabs DesktopはOBSと比べると利用者数が少ないためネット上にある情報も少ないです。
そのため、少し特殊なことをしようとするとOBSではできるけどStreamlabs Desktopではできないということもあるかもしれません。
また、Streamlabs Desktopは生配信者に向いているソフトかと思います。
なぜならYouTubeのチャンネル登録の通知やコメントの機能がついているためです。
もちろん録画もできますが、どちらかというと生配信に特化したソフトだと思われます。
まとめ
今回はOBSとStreamlabs Desktopとの違いについて解説してきました。
OBSとStreamlabs Desktopでは主にこのような点で違いがあります。
OBSとStreamlabs Desktopの大きな違い
- 生配信のコメントを配信画面にかんたんに表示できるかどうか
- チャンネル登録やフォロー、投げ銭の通知を表示できるかどうか
- おしゃれな装飾を加えられるかどうか
- OS(Windows、Mac)への対応
- 課金要素の有無
ぜひあなたもOBSやStreamlabs Desktopを使って配信をしてみてはいかがでしょうか。