生配信や画面録画などでよく使われるOBS。
そんなOBSですが、設定する際に専門用語が出てきたりと、少し複雑になっています。
そのため、あまりパソコンに慣れていない方や、映像関係に詳しく無い方にとっては少し難しい作業になってしまいます。
今回はそんな方のためにOBSの初期設定の方法について詳しく解説していきます!
この記事ではこんなことがわかります。
この記事でわかること
- OBSのインストール方法
- 「自動構成ウィザード」を利用したOBSの初期設定
ぜひ最後までご覧ください!
OBSの初期設定の方法
では早速ですが、OBSの初期設定の方法について解説していきます!
手順はこのようになっています。
OBSインストールの手順
- OBSのソフトをダウンロードする
- OBSをパソコンにインストールする
- 「自動構成ウィザード」を使って初期設定をする
では一つずつ詳しく解説していきます!
1.OBSのソフトをダウンロードする
まずはOBSのソフトを公式サイトからダウンロードします。
OBSはこちらからダウンロードできます。
リンクを開くとこのような画面が表示されます。
このページ内の「ダウンロードインストーラー」というボタンを押します。
この画像でいうと右下の青いボタンになります。
この記事ではLinux OSの手順については割愛させて頂きます。
ちなみに画面中央にある3つのアイコンのうち、青くなっているものがダウンロードされるファイルのOSとなっています。
この画像の場合はWindowsアイコンが青くなっているため、Windows用のインストールするためのファイルがダウンロードされるようになっています。
もしMacやLinuxのパソコンなのにWindowsアイコンが青くなっている場合は、それぞれのOSのアイコンをクリックしてください。
「ダウンロードインストーラー」をクリックし、ファイルがダウンロードされたら次の手順へ進みます。
2.OBSをパソコンにインストールする
次にOBSをパソコンにインストールします。
筆者はMacを使ったことが無いためわからないのですが、基本的にはWindowsと同じか、いつも通りソフトをインストールするときのやり方でインストールできるかと思います。
ダウンロードしたファイルをクリックするとこのような画面が表示されるので、画面下部にある「Next」をクリックします。
次の画面ではライセンス関係の文章が出てくるので、こちらも画面下部にある「Next」をクリックします。
次の画面はインストール先のフォルダが表示されます。
ここでインストール先のフォルダを変更することができます。
よくわからないという方は画面下部の「Install」をクリックします。
インストールが始まります。
この画面になればインストールが完了したことになります。
このまま画面下部の「Finish」をクリックすると自動的にOBSが起動します。
3.OBSの設定を行う
いよいよOBSの設定を進めていきます。
今回は専門的な知識がなくても手軽に設定ができる「自動構成ウィザード」を使って設定をします。
ちなみにバリバリOBSを使うという場合であれば、下のページから詳しい設定をすることができます。
生配信用の設定と録画用に設定とで少し異なるので、別々のページで解説しています!
(詳細な設定方法については準備中です。)
「自動構成ウィザード」を使えばあなたのパソコンの性能にあった設定にOBSが自動的にしてくれます。
とりあえず簡易的にOBSを使いたいという方は「自動構成ウィザード」さえできれば大丈夫です。
OBSを最初に起動するとこのような画面が表示されます。
ここで3つの中から自分の使い方に合った項目を選択するだけでかんたんに設定できます。
項目は3つあり、それぞれ以下のような感じで分かれています。
- 配信のために最適化し、録画は二次的なものとする
- 主に生配信のためにOBSを使う場合に選択。録画はあまりしない方におすすめ。
- 録画のために最適化し、配信はしない
- 主に録画のためにOBSを使う場合に選択。生配信はしない方におすすめ。
- 仮想カメラのみ使用する
- 仮想カメラの機能のみを使う場合に選択。
(OBSを仮想のウェブカメラとして使う場合に使える応用的な機能。)
- 仮想カメラの機能のみを使う場合に選択。
ここからはそれぞれの項目について詳しく解説していきます!
【生配信用】「配信のために最適化し、録画は二次的なものとする」の設定方法
「配信のために最適化し、録画は二次的なものとする」を選んだ場合の設定方法について解説していきます。
この項目は生配信に特化した設定になります。
1解像度、フレームレートの設定
まずは「自動構成ウィザード」の画面で一番上の「配信のために最適化し、録画は二次的なものとする」を選択し、下部の「次へ」をクリックします。
すると「映像設定」という画面が表示されます。
ここでは解像度の設定とFPS(フレームレート)の設定を行います。
基本的には以下のような設定で大丈夫です。
- 基本(キャンパス)解像度
- 1280×720 または 1920×1080
- FPS
- 60または30のいずれか、可能なら60を優先 または 60または30のいずれか、高解像度を優先
基本解像度は1280×720の方が若干動作が軽くなります。
ちなみに基本解像度は生配信時の画質には影響しませんので、低い方でも配信の画質が悪くなることはありません。
FPSはお好みで大丈夫です。
ヌルヌルの映像を優先したいのであれば前者、解像度を優先したいのであれば後者を選択してください。
設定ができたら下部の「次へ」をクリックします。
2配信情報の設定
次に配信情報の設定を行います。
いよいよ生配信するサイトの設定を進めていきます。
先ほどの設定が終わったらこのような画面が表示されます。
ここで生配信するサイトに映像を配信するための設定をしていきます。
「サービス」の右のプルダウン(画像で言うと「Twitch」と書かれている部分)をクリックすると、YouTubeLIVEなどの有名な配信サイトの名前が出てきます。
ここから選択して設定すると楽に設定することができます。
しかし、残念ながらツイキャスなどの世界的に見るとメジャーでないサイトの場合はこの一覧には表示されません。
そのような場合はプルダウン内の「カスタム」を選択し、「サーバー」と「ストリームキー」を入力します。
ここではよく使われるであろうサイトの設定方法について解説していきます!
YouTubeLIVE
YouTubeLIVEの場合は「YouTubeLIVE - RTMPS」を選択します。
次に「ストリームキー」にYouTubeLIVE設定画面内の「ストリームキー」をコピーして貼り付けます。
最後に任意のビットレートを入れればYouTubeLIVEを設定するための設定が終わります。
ちなみにビットレートはYouTube公式ヘルプにオススメのビットレートが記載されています。
ツイキャス
ツイキャスの場合は「サーバー」に「RTMP URL」、「ストリームキー」にはそのまま「ストリームキー」をそれぞれ貼り付けます。
ニコニコ生放送
ニコニコ生放送の場合はプルダウン内の「すべて表示」をクリックします。
するとたくさんの配信サイトが出てきますので、「niconico ~~」と書かれているところを表示します。
ニコニコ生放送の場合は一般会員(無料会員)とプレミアム会員(有料会員)とでrtmp URLというものが違っています。
そのため、自分の会員の種別の方を選択してください。
その後、ニコニコ生放送の「放送する」から番組の作成を行います。
作成ができればいつものニコニコ動画やニコニコ生放送を視聴するような画面が表示されます。
映像が表示される部分の下に下の画像のような欄があります。
この中の「nicolive:」から始まる「ストリームキー」をコピーし、「自動構成ウィザード」の「ストリームキー」に貼り付けます。
3テスト配信する
最後に正常に配信できるかどうかの生配信テストを行います。
先ほどの画面でストリームキー等を入力し終え、下の「次へ」をクリックするとこのような画面が表示されます。
ここで「はい」をクリックすると自動的に砂嵐の映像が配信サイトで配信されてしまいます。
そのため、生配信を一般の人が見れないような形にしてから「はい」を押すことをオススメします。
ちなみに各配信サイトで非公開または限定公開に設定する方法はこちらです。
テスト配信が公開されないような方法
- YouTubeLIVE
- 公開設定にて限定公開または非公開に設定
- ツイキャス
- 公開範囲を「プライベート」に設定(RTMP URLを変更する必要あり)
- ニコニコ生放送
- 「コミュニティ限定で放送する」にすることである程度限定的に放送できる
ニコニコ生放送の場合は当サイト調べでは現状非公開で配信できないようです。
「はい」を押すとこのような画面になり、数十秒程度、砂嵐の映像が生配信されます。
このような画面になればテストが完了したことになります。
(この画像はYouTubeLIVEで設定した場合の画像になります。)
最後に「設定を適用」を押せば全ての設定が完了します。
【録画用】「録画のために最適化し、配信はしない」の設定方法
「録画のために最適化し、配信はしない」を選んだ場合の設定方法について解説していきます。
この項目は録画に特化した設定になります。
1解像度、フレームレートの設定
まずは「自動構成ウィザード」の画面で一番上の「録画のために最適化し、配信はしない」を選択し、下部の「次へ」をクリックします。
すると「映像設定」という画面が表示されます。
ここでは解像度の設定とFPS(フレームレート)の設定を行います。
基本的には以下のような設定で大丈夫です。
- 基本(キャンパス)解像度
- 1280×720 または 1920×1080
- FPS
- 60または30のいずれか、可能なら60を優先 または 60または30のいずれか、高解像度を優先
ちなみに基本解像度は生配信時の画質には影響しませんので、低い方でも配信の画質が悪くなることはありません。
FPSはお好みで大丈夫です。
ヌルヌルの映像を優先したいのであれば前者、解像度を優先したいのであれば後者を選択してください。
設定ができたら下部の「次へ」をクリックします。
2設定完了
解像度やFPSを設定し、「次へ」をクリックするとこのような画面が表示されます。
一番上の「テスト完了」となっていれば設定が完了しています。
最後に一番下の「設定を適用」をクリックして設定を終了させましょう。
【仮想カメラ】「仮想カメラのみ使用する」の設定方法
「仮想カメラのみ使用する」を選んだ場合の設定方法について解説していきます。
この項目は仮想カメラを使う場合に特化した設定になります。
1「仮想カメラのみ使用する」を選択する
まず、一覧から「仮想カメラのみ使用する」を選択します。
右下の「次へ」をクリックします。
2設定を完了させる
「次へ」をクリックするとこのような画面が表示されます。
この画面の上の「最終結果」が「テスト完了」になっていれば完了しています。
最後に下の「設定を適用」をクリックして設定を完了させます。
OBSを使った生放送や録画についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
準備中
まとめ
今回はOBSのインストールから簡易な設定について解説してきました。
OBSは無料で配信や録画などに使える素晴らしいソフトですので、機会があれば是非使ってみてはいかがでしょうか。